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基本装備 その1 ‐靴‐

まず一番大事なことは、靴。

どこのサイトに行っても、どの本を読んでも、必ず強調している基本中の基本。
まずこれがきちんとしていないと、この旅はほぼ1週間以内で失敗に終わる。
旅の途中で会った人たちのほとんどが、トレッキングシューズだった。
でも、別に高いトレッキングシューズを買わなくても良い。
私は、3年くらい普段から履いていたナイキのスニーカーに、中敷にジェルクッションを別途購入して挑んだ。

最初に大事なことは、その靴がどれだけ足に合っているか。
一日目からマメはできる。
一日10キロとか普段から毎日同じ靴で歩いている人で無い限り、絶対マメとはお友達にならざるを得ない。
実際、私も最初の2週間ほどは、マメの手入れが毎日就寝前の日課だった。
お遍路中にたった一人だけ、マメなんてできなかったよ~っておじさんに会ったが、それは特殊な例だと思う。
夜、同じ野宿場所や宿に泊まった人達とも、マメの苦労話を笑いながら沢山した。
しかし、やはり靴がどれだけ足にフィットしているかで、最悪の苦労を免れるかどうかの分かれ道になっていたと思う。

次に、クッション性。
これからお遍路に挑もうとする方は、まだあまりピンとこないかも知れない。
でも、毎日20キロ~30キロ(多い人で40キロ)を1ヶ月以上歩くのは、足に想像以上の負担をかける。
しかも現代お遍路さんは、残念ながら大半をアスファルトの道を歩かなければいけない。
ある説によると、遍路1200キロのうち9割がアスファルトだという。(私は、山道がきついので、アスファルト70%くらいに体感したが…)
普段あまり意識しないと思うが、アスファルトは堅い。
当たり前だと言われそうだが、土の道とアスファルトを交互に歩いていくと、アスファルトがどれだけ足首に負担をかけているかが、体感できる。
また、土の道でも、山のくだりがキツイ場所が多く、ひざが痛くなった。
クッションがきちんとしていないと、確実に足首・ひざが痛む。
高知で知り合ったフランス人のおばあさんは、足の痛みを訴えて途中でフランスに帰ってしまったけれど、疲労骨折だとパリで診断されたと手紙がきた。
実は、私も遍路から帰った今でも足の痛みが取れていない。

だから、発心したら、まず靴を考えること。
新しく靴を買うなら、1ヶ月ほどその靴で足慣らしをしておくこと。
山登りをしてみたり、5キロくらい歩いてみるのも良いかもしれないが、そんなことは私は出発前にはやらなかった。
やっていれば、良かったんだろうと思うが、やってなくても全部回れた。
でも、だからこそ帰って3週間近く経過した今でも足が痛いのだろう…
皆さんは、気をつけてください。
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基本装備 その2 ‐応急手当て用‐

靴の次に大事なことは、毎日使用する傷の応急手当て道具一式。

最初のうちは毎日マメができる。
でも、マメは消毒した針で潰し、水を抜き、消毒してテーピングで巻いて固定すれば、次の朝には痛みはなくなっている。
ここで重要なのが、間違ってもマメの皮を剥かないこと。
剥くと痛くて歩けなくなるので、要注意。
その部分が固まり堅くなれば、よっぽど靴が合っていない限りその部分にもうマメはできない。
それを積み重ねて、驚くほどカチカチの足ができれば、無敵の遍路足の完成である。

次に最初から最後まで、体のどこかに痛い部分がある。
これは22歳の男の子でも言っていたから、間違いない。
特に足首、ひざ、股関節、腰、肩。
野宿遍路は、毎日10キロくらい(多い人で17キロ!)の荷物を背負って20~30キロ歩くのだから、体もがたがたになる。
そこで、湿布。
しかもにおい控えめとか、目立たないとか、そんな甘っちょろいやつではなく、白くてくっさい湿布を用意されることをお勧めする。
それを体中に貼って寝ると、翌朝少し楽になっていることが多かった。

以下が私が持っていった道具一式。

・ テーピング 1巻(ピップのキネシオロジーが一番良かった。最終的には、5mのテーピングを2.5本ほど使った。1gでも軽くするために、芯は抜いていく。)
・ 針 1本
・ 針を消毒するライター 1個
・ 消毒薬 (マキロンとかよりも、私のお勧めは、イソジン!一本で消毒もできるし、うがい薬にもなる頼もしい相棒だった。リンク集に掲載している超お役立ちサイト「お遍路情報」で仕入れた情報です。イソジンすごい!お遍路情報様、ありがとうございました!)
・ 絆創膏 20枚ほど
・ トイレットロール 1本 (マメの水、イソジンを拭くのに重宝。そのほかにも、ペーパーの無いトイレや、トイレが無い場所で活躍しました。)
・ 湿布 (私は「サロンパスAe レギュラーサイズ」の80枚入り1箱をまず持っていったが、最終的に3箱使用した。)
・ ハサミ (テーピングをカットするため。小さくて重くない裁縫用を用意した。多機能ナイフについているのであれば、それを使用。)
・ アンダーラップ 1本(肌がかぶれ易いので、持って行った。結局1週目で送り返してしまったのが、後々送り返さなきゃよかったと思った品。痛む足を湿布とテーピングで固定している上に汗をかいて、かぶれてしまったことが多発した。)

基本装備 その3 ‐地図‐

これが先か、靴が先かは議論が別れるかとは思う。

なにしろ、歩き遍路の99%がバイブルとして毎日最低10回は見開いて使用する本が、「へんろみち保存協力会」が編集・発売している「空海の史跡を尋ねて 四国遍路ひとり歩き同行二人」。

四国遍路ひとり歩き同行二人
(使用後なので、ボロボロ…)

中は、こんな感じ。
四国遍路ひとり歩き同行二人 中身

昔ながらの山を通る遍路道に加え、山道はこりごり、というお遍路さんのために国道などの道も示してある。
私は、できる限り旧遍路道を通りたかったので、特にこの本は重宝した。

これを使用していない歩き遍路さんを一人だけ見たことがあるが、ほんとにその人以外全員の歩き遍路さんがこれを持っていた。
そして、情報交換も「~ページの…」という具合に、この本を基本にして話をした。

だが、1冊2,500円もする。安くはない。中には「独占商売で、汚い」なんてことを言うお遍路さんにも出会ったが、今の遍路道は、この人達のお陰で歩けるものになっていると、私は感じた。
遍路道の至る所に、この歩き遍路マークのついた標識や矢印を立ててくれている。
この協力会は、ボランティアで草刈や道の保全、地元住民への協力呼びかけをしてくれている。
その整備された道を歩かせていただく為の感謝の表明だと思えば、私は料金うんぬんの問題じゃないと思った。
実際このマークか赤い矢印をしばらく見ないと不安になるくらい、現代遍路の一部となっている。
私の意見では、是非購入すべき必須アイテム。

これの解説編(1,000円)は、お遍路への心構え、歴史、各霊場・番外霊場のゆかりや遍路の作法などについて細かく記してある。
決して野宿情報なんかが載っているわけではない。
興味のある方は、購入すればよいが、私は買わなかった。
これを置いてある親切なお宿で読ませてもらったが、私にはそれだけで十分だった。

出発前に、一度全てのページに目を通し、予習してみた。
私は観光も兼ねたかったので、持っていた四国のガイドブックに照らし合わせてながら、観たい施設や食べたい食べ物、日帰り温泉などの場所と情報ををこれに書き込んでから出発した。
この本の欠点は、北が常に上向きで表示されていないこと。
ガイドブックの地図とつき合わせて場所を確認するのが、非常に苦痛だった。
だが、実際に旅に出て慣れてくるとそんなことは気にならなくなった。

基本装備 その4 ‐宿泊道具‐

そして次に大切なのが、体力を回復するためでも重要な宿泊道具。

基本的に全てお宿で泊まることを考えている方々は、必要な宿泊道具なんてそんなにない。
ほとんどの宿ではタオル、洗面道具、浴衣など揃っているからだ。
(ただ、私が泊まった民宿の中には、洗面道具、ましてや浴衣すら無い場所もあったので、やっぱり四国はあなどれない。)
私の体験から言うと、ずばり宿は体力を回復できる。
大師堂や善根宿で、同宿のお遍路さんがいる場合はそうでもないだろうが、やっぱりテント泊では私の体力は、100%回復しなかった。
だから私は野宿2~3、宿1くらいの割合で進んだ。
宿に泊まった次の日は、体と足が軽く長距離を苦もなく歩けた。
自分の体力などを考えて、臨機応変に無理せず進んでいくのが一番だと思う。
ただ、全て宿泊で遍路を済ますには、約40~50万円の費用がかかるといわれている。
一泊(二食付き)6800円x最低40日(27万2千円)+納経代(300円x88=2万6千4百円)+昼食代+諸費用だ。
今最も贅沢な遍路といわれているのが、全宿泊の歩き遍路だ。
私の場合は、野宿に宿泊を2:1くらいで加えて最終的に約15万円くらいの費用になった。

前置きが長くなったが、以下が私が実践した野宿の宿泊道具。

基本は、もちろん寝袋。
夏は必要ないらしい。軽いブランケットのようなもの1枚あればよいと思う。
でも私の遍路は、11月末に終わった。その頃は、世間はすでにダウンジャケットやマフラーを着用していたくらいの寒さで、朝晩は本当に寒かった。
私が持っていったのは、Colemanのコルネット/0 (1.3kg)。
寝袋
9月23日に遍路を始めた頃は、これは暑かったので、ジッパーを全開にして毛布のように使用していた。
足と両腕を出すこともできるので、寝袋のなかに入ったまま移動できるところは有難かったが、10月終わりにもなってくると、この寝袋の肩口についてる黒い通気部分から冷気が入ってきて、寒くて寝れなくなった。そこで、その部分を縫い付けて、ようやく温かく寝れるようになったが、晩秋からの遍路には、これは向いていないと思った。ってか、そのままでは0度には対応できてない。

次は、快適さだけではなく、防寒のためにも寝袋の下に引くマット。
私は安い銀マットを持っていったが、これは失敗。
高い値段でも、もっと機能性の良いものを持っていくべきだった。
体があんまり痛くならない人や、慣れている人には十分だろう。
私は、寒さはある程度防げたが、腰が痛くて寝れない夜が続いた。
お勧めしたいのは、空気が自動的に入るエアマットや、ウレタンなどを使用しているマット。
もしまた野宿旅に出るなら、ちょっとお金をだしても、重量があまり変わらない高性能マットを絶対購入しようと思う。
眠れなければ、体力は回復しないので、次の日も距離を歩けない。

3つめは、お遍路では必要ないといわれているテント。
善根宿などのことは、ネットなどでの情報収集で知っていたが、私は遍路として四国の人々の思いやりと優しさをあてにして旅をしたくなかった。
そういった施設に、旅の途中で導きがあって泊まるのであれば、有難く泊めさせていただこうと思っていたが、最初から自分の費用削減・快適さのためにそれに頼って遍路旅を歩きたくなかったので、敢えてテントを持って行った。
善根宿に泊まるお遍路さんも、それを最初から予定にしているお遍路さんも悪いとは全く思わない。
遍路には、それぞれの人の形があり、それぞれの方法で巡る旅だと思う。
私はただ単に、それが甘えにつながると自分で感じたから善根宿は予定には入れていなかっただけだ。
また、テント泊のメリットは、気ままに予定が組めるということにもある。
善根宿や大師堂は、どこにでもあるわけではない。
よって、自然と一日に歩かなければいけない距離が決まってしまう。だが、テント泊だと、基本住民の迷惑にさえならなければどこでも寝れる。「あ、今日歩けない」と思ったら、距離を短くできる。「今日は調子がいいな」と思ったら、距離を伸ばすことも可能だ。

で、私が持っていったテントは、バックパッカー1人用テント Colemanのアビアーx1 (1.95kg)。
テント
これは、本当に寝るだけのテント。中で座ることもままならなかった。
基本ペグで立つようになっているが、東屋などでもヒモをくくる場所さえあれば立ったので、慣れた最後の方には不便はなかった。(最初はくくる事を考えつかなくて、不便だなと思ったが…)
でも、次回はやっぱり中で座れる2人用くらいの自立型テントを購入すると思う。

そして、野宿には必須のヘッドランプ。
夜、明かりが無い場所で地図を見たり、テントの中に引っ掛けてライトにしたり、と大活躍してくれた。
基本的にLEDのライトであれば、電池消費量も少なく明るいので十分だ。
手で持つタイプより、やはり頭に装着できるタイプのほうがはるかに便利である。時間計算が狂い、夜暗闇の中を一人遍路道で歩かなければいけないことも出てくる場合がある。そのときは、やはり両手が空いているほうが安全だし、地図も見やすい。
私が持っていったのは、700円くらいでホームセンターで購入した3段階の明るさになり、角度も調節できる、21灯LEDヘッドランプ。単4電池3本で1ヶ月は持ちました。
ここで注意したいのが、電池の種類。他にラジオなどの電池を使用する道具を持っていこうと思っている方は、電池の種類を揃えたほうが、荷物の軽量化につながる。

最後に、最初は恐くてつけようとも思わなかったが、最後的には必須道具として役に立ってくれた耳栓。
旅に慣れてくると、恐さとか安全性よりも、その夜寝て体力回復できるかのほうが、はるかに重要になった。
そして、これなしでは県道沿いなんかで寝れなかった。
耳栓さまさま。

基本装備 その5 -バッグ‐

背中に毎日背負うバックパック。
これもものすごく重要。
ちょっと値段は張っても、きちんとしたバックパックを購入した方が、歩きやすさも肩の痛みも断然違う。
30リットルくらいがちょうど良い大きさではないかと思った。
45リットルの大きなバッグを背負っている猛者もいたが、30リットルを超えると菅笠がかぶれない。

私が使用したのは、Millet Ecrins 30 (1.5kg)。
バックパック
こいつは優れ者だった。今後の旅にも是非愛用したい相棒になった。

まず優れモノ その1
背中に当たる部分についているメッシュ上のベンティレーション機能。
毎日背中にタオルがずぶぬれになるくらい汗をかいたが、これがついているお陰で、背中がベトベトしなかった。
クッション性にも優れていて、背中が痛くなることは全くなかった。

優れモノ その2
肩のストラップ。
クッション性に優れていて、普通のリュックサックとは違う。

優れモノ その3
ウエストベルト。
クッション性に優れていて、しっかりと重さを肩と腰に分散してくれていた。
メッシュもついているので、汗で腰が蒸れることがなかった。

とは言っても、人の体系などにより合うバッグ、合わないバッグ等あるので、一度お店で試されるのが一番よいと思う。
試し方は、「お遍路情報」に書かれていることを参考にされるのが、一番確実だと思う。
(私はそんな面倒くさいことはしていなくて、たまたまネットオークションで落としたこのバッグが良かっただけのことだが…)
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