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基本用語 ‐全般編‐

遍路には、独特の言葉がある。
遍路として歩いているうちに自然と覚えるものではあるけれども、事前にある程度は学習していったほうが、良いこともあると思った。

お四国さん(おしこくさん):
お遍路さんと同義語。四国88ヶ所巡礼者のこと。

お大師さま(おだいしさま): 
讃岐善通寺付近で生まれ、42歳のときに、民衆を救うために四国88ヶ所霊場を開いた空海(弘法大師)のこと。彼自身も、20代の時に修験で四国を巡っている。

同行二人(どうぎょうににん): 
遍路の道のりは、常にお大師様と一緒に歩いているものとされ、一人で歩いていてもお大師様との「同行二人」とされている。

お杖さん(おつえさん):
金剛杖にはお大師さまが宿り、それと共に同行二人していることになるので、親しみをこめてお杖さんと呼ぶ。お杖さんは、私の良き相棒でした。寝るときもテントに入れて、宿でも必ず洗って拭いて同じ部屋で寝ていました。お杖さんと一緒だと思うと、山道も全く恐いと思わなかった。

お接待(おせったい):
四国では、大師信仰の信者代表である歩き遍路に施しをすると、自分の先祖供養につながるという考えが古くから根付いており、歩いていると本当に様々な方々からお接待を受ける。休憩施設の提供であったり、お茶や飲み物の提供であったり、形は様々だが、四国の方々の優しさには、時に本当に涙が出た。

納め札(おさめふだ):
各札所で納める札。お接待をしていただいた場合にも、四国遍路をあなたに代わってさせていただきます、という意味もこめてお渡しする。遍路同士では、名刺代わりに交換する。最近は、住所を全部書かないお遍路さんが増えているが、知り合った良い仲間や地元の方々とは、後でお礼状交換をしたり、交流をするために全部住所を私は自己判断で書く場合もあった。実際に、全部住所を書いておけばよかった、と後悔したことも何度かあった。

札所(ふだしょ): 
各霊場それぞれにお札を納めることから、88ヶ所のお寺全てが札所と呼ばれている。

打つ(うつ):
札所を参拝すること。紙が日常的なものになる前までは、遍路は木の札を実際に打ちつけていたので、現在も「札所を打つ」というように使われている。

順打ち(じゅんうち)・逆打ち(ぎゃくうち):
札所を打つ順番。番号の順番どおり、1→88まで打つことを、順打ち、88→1へと打つことを逆打ちという。巡礼の順序やスタート地点も関係ない。

通し打ち(とおしうち)・区切り打ち(くぎりうち)・一国参り(いっこくまいり):
1→88まで(順番や方向は関係ない)一回で全て打つことを通し打ち、何回かの旅に分けて打つことを区切り打ちという。また、四国のうち一国(一県)だけお参りすることを一国参りという。

打戻り(うちもどり):
一度通った道を戻って次の札所に行くこと。

先達(せんだつ):
遍路を何度も繰り返している遍路の先輩のような人々。特に四国88ヶ所霊場会に公認されて「公認先達」になると、ツアーガイドなどとしても正式に働けるみたいだが、そうなるにはもちろん経験と純粋さだけではなれないらしい。

道場(どうじょう):
四国遍路1200キロの道程は、いつ頃からか知らないが、4つの道場に称されている。
   阿波(現徳島県)は、発心(ほっしん:遍路巡拝を決意すること)の道場
   土佐(現高知県)は、修行(しゅぎょう)の道場
   伊予(現愛媛県)は、菩提(ぼだい:煩悩を滅すること)の道場
   讃岐(現香川県)は、涅槃(ねはん:悟りを開くこと)の道場
 (この道場名の由来などご存知の方がもしいらっしゃいましたら、教えていただけませんか。お願いします。)

遍路小屋(へんろごや):
建築家、歌 洋一さんが発起し、地元の方々の土地や資材の提供、ボランティアによる清掃・管理により遍路に開放されている休憩所や、それ以外の地元の方たちのご好意によって建設・管理された休憩所。宿泊できる場所やトイレが提供されているも多く、野宿遍路には本当に本当に有難い小屋。ただし、小屋と言っても、全てが壁に覆われているわけではない。屋根と目隠しがあるくらいの場所がほとんどだが、有難い施設。

大師堂(だいしどう・たいしどう):
弘法大師(様々な形の大師がいる)を祭っているお堂のこと。その中でも、大師信仰の表れとしてその信者であるお遍路さんを無料で泊めてくれる大きな大師堂がいくつかある。マナーの悪い遍路のせいで、近年はだんだん数を減らしているようだ。お堂の管理者への連絡が事前に必要な場所もある。

通夜堂(つやどう):
お寺の中にあり、遍路のために無料で開放されている宿泊施設。ただし、88ヶ所霊場内では、数は決して多くない。番外霊場や全く霊場会に関係のないお寺が提供している場合もある。各お寺の納経所でお願いすれば、泊めてもらえる。お寺によっては、門限や制限が厳しいところもある。

善根宿(ぜんこんやど):
地元の方たちのお接待の一環として、無料で遍路に提供されている屋根と壁がある施設。無料とはいえ、その施設をボランティアで管理してくれている方に事前の電話連絡は必須。

托鉢(たくはつ):
お寺の前に立って(本来は民家一件一件回っていたらしい)、お経を上げる代わりにお布施としてお接待を受け取ること。信者に施しをさせる機会を与えることで功徳を積ませることは、修験者が行える最大の功徳であるという考えから、昔は遍路修行の中に組み込まれていた修行法。職業遍路(托鉢を修行のためでなく職業として行っているため、こう呼ばれている)の中にはお経さえ読まずにただ立っている人や座っている人もいる。
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